同性– same sex –

スパンキング自体に突出した特徴はなく、打数のほとんどもバック中であり、しかも叩こうとすると「抜けて」しまうので叩きにくそうな感じです。しかし、お姉さま役をカリナさんが張っているという強力な個性があるので、好きな人にとってはそこは大きなポイントでしょう。

お仕置き倶楽部なのに部員が一人になってしまったので、しかたなくセルフスパを始めという、ちょっと面白いオープニング。お姉さまDOM、妹SUBではなく、同級生で、むしろキーが部長という最初の時点では逆の関係性。しかし、向井藍の天性のドミナント才能によって即ひっくり返される。スパシーンそのものは、打数はそこそこ多いが、激しすぎはしない。

ひとこと紹介 １シーン目はOTK。なぜか右手にクロップを持ったまま、左手でお尻叩きという若干変な状況（自然体であれば鞭を置いてお仕置きか、OTKではなく屈ませて鞭お...

60回を超える鞭打ちは、全裸で白昼光の中であることもあり、フロッガー特有の均等な腫れで背中からお尻にかけてを染め上げます。ソファにベンドしてのハンドスパは、かなり強めにひたすら右尻を叩いているもの、カメラは左からしか映さないという残念なことに。スパシーン自体はそこまで際立っていないものの、キーの顔とお尻のアップは多いため、たぬき顔フェチ 大浦真奈美ファンは楽しめるかと。

シーン１は学校のトイレでのベンド、２はドッグプレイ（体に落書きあり）中の鞭、3はベッド上のおまけのようなスパです。スパ的な旨味がすごくあるわけではありません。ただ、タイトルが示す通り、まりりかの小悪魔を超えたガチ悪魔なセリフや場の支配が特徴の作品です。Mの方はぜひ。

セルフスパ、制服OTK（指示棒）、全裸OTK（平手）と３つスパシーンがあり、特に10分近くに及ぶ３つ目は、ジューンさんの強力ぺんぺんがひたすら炸裂し続けます。慣れない手つきの日本人スパンカーもよくいる中、お仕置きとして成立するレベルの彼女の平手は「子供のころ家で叩かれてたに違いない」と確信できるレベルです。どうしてもカーに注目してしまいます。

シリーズではない単発物のレズ作品で、他のビビアン作品に比べて、主人公みかこの心象変化を捉えたドラマ性があります。（まあ、若干ですが） また、スパンキーである２人のキャラのポジションが若干違っており、スパンキー、スパンカーのペアもシーンも分けられているため、一度で２度楽しめる、コスパのよい作品です。

弱みを握られ、全裸土下座、頭踏み付けからの全裸OTKという、こってりしたネタを、清楚に無駄なくスムーズに構築されており、スパシーン、及びそれに至る流れはかなり見やすいと思います。後半のフロッグシーンはスパンカーの美しさも際立っています。カリナ女史の白い肌が赤く染まるのが分かるシーンがないのが、ことさら悔やまれます。

おそらく水車ありきで企画してしまったのであろうシリーズの１作目。スパ回数も時間も多いものの、カーがあまり上手くないためどうしても飽きてしまいます。ただ、茶巾状態下半裸でオフィスを徘徊させられている女性の尻をケタケタ笑いながら叩きまくる同僚OLたちは、F/Fの不思議な窓を開いてくれるかも。

史上初のVRのスパ特化AVという、記念すべき作品です。映像や女優さん方の全体的なクオリティが高く、かなり楽しめるものとなっています。最大の難点は、VRなのに自分が参加するシーンがなく、ただただ目の前で叩かれているのを見せつけれられることです。あれ、もしやお仕置きを受けているのはこっちですか？